軒やの日記

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失敗の本質について

読書

「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」を読んだ。
正確には前半を少しと二章、三章を読んだ。
P338の日本軍と米軍の比較に結論の1つがまとまっているのでそこから読み始めても良いのかもしれない。

まとめとして書いてあることは本当に王道の事柄でこれだけ読まれ続けていることも分かる。
他の書籍でも繰り返されていることだが、過去の成功例に固執しそこから自己改革を行えず、環境に適応できなければ淘汰されるしかない。

特に実践したくてできないこととして親しい人や仕事仲間と失敗について評価、検証ができないことがある。
どうしても嫌われたらどうしよう、この後仕事に支障が出るのでは、自分が今度は批判される側になってしまうのではと考えて言わずにいてしまう。
そのために安全な場所を作らなければいけないのだが、ただの仲良しで終わってしまいそうでもある。
批判では無く、議論とするには自分も相手もある程度しっかりしていないと成立しないのではないかとも思う。
ともすれば感情をただぶつけ合うだけでマイナスにしかならない。

絶対の正解はないしそれをしてしまえば同じ轍を踏むことになるが、今の時代に適応するための1つの例として面白く読んだ。
ただ前半の各戦闘に関わる部分はあまり興味を持てなかった。最初こそ頑張って読んだが・・・